賃貸住宅を救え!
今年を少し振り返りつつ、最近の動向と個人的感想です。
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去年は大きい建物のお手伝いが多かった気がします。 というのも、金利下げ止まりに加え消費税が上がるかもということで、企業などが設備投資に走っていたり、個人でも不動産投資に走ったせいなのだろうと思います。銀行もゼロ金利ということで、融資をあっせんしていました。 |
今年はというと、その銀行さんたちが個人への融資に向かっているように思います。特に不動産投資にです。個人的にそう思っていたのですが、先日NHKの池上彰さんの番組でも取り上げられていて確信できました。今は企業より個人へ向けての投資、特に不動産投資に積極的だそうです。 少し前までは首都圏のタワーマンションで利益を上げる個人の不動産投資が多く、利益も上がっていたとか。最近では首都圏では飽和状態で、地方都市に流れてきているようですね。何億円という物件を即答で契約する個人投資家も多いそうです。 |
そこで危険なのが、年収が少ないのを補うために借金をしてアパートやマンションを購入、家賃収入で生計をたてようとする方が多いことだそうです。 どうして危険かというと、新築のうちは満室で借金の返済をしてもプラスになるのですが、年数がたつと空室が出てきます。借金返済の方が高くなり収入がマイナスに!そうなるとまた借金して新たに物件を購入する、そうして借金が増えてくるそうです。 銀行はどうしてそうも簡単に貸してくれるのか?不動産が担保になるからです。 普通、融資の審査は申請者の収入などを主に審査するものですが、事前に銀行と不動産業者側との話ができていて、自己資金なしでもそく決定なのだそうです。ちょっと怖いですよね。 |
実際、私も賃貸物件にかかわることが多い一年でした。 いかにも条件の悪い安い土地に、ぎゅうぎゅうにプランをするよう頼まれることもありました。制約が多い安い土地でレンタブル費を上げようと「狭いワンルームを〇室計画して」だったりです。心では「無理だろう!」と思いつつ陰に隠れての仕事だったので、直接交渉もできず言われた通りにしましたが、これでいいのか?と自問自答していました。新築のうちはいいけど、きっと時を経て古くなった時、窮屈なこのAPに住みたいと思う人は激減するのではないでしょうか。 (魅力的な賃貸計画もいっぱいありましたよ。念のため) |
反対に古くなった賃貸は空室が目立っていることを見ても明らかですよね。結果、きれいに改築する投資能力もなく家賃を下げて収入ダウンの泣き寝入りだそうです。 |
そんな賃貸をお持ちの方々に、紹介する本です。![]() 大家も住人もしあわせになる賃貸住宅のつくり方
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「リフォーム済み」物件で入居者募集ではなく、住人の愛着がわくように壁紙一つでも住人に選んでいただくサービスをする。など。 (設計士としてはどうせリフォームするなら表面だけではなく、安心安全な建物にしてもらいたいのが本音です。)そしてここからは私の考えを流出! 最近の動向としては、上階の音が下階で響く。プライバシーの問題などからか、長屋が人気です。(上下ではなく横並びの共用する部分がない住宅です。)
これは首都圏の動向だと思いますが、近所においしいお店があるところで暮らしたいという声が増えているそうです。じゃ、一部屋分を飲食店の為にするなんてこともありかも(その地域によりできないこともありますが) などなど。 |
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最近FBでこんな広告を見ました。 そういう話を何度も聞くと、さすがに気になりますよねー。(´・ω・`) しかも、誰でも知っているような、 ~~~~~ 不動産バブルに向かっているきがしてなりません。 |
と、最近いろいろ心配していることでした。
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3月入居を目指した賃貸物件の駆け込みで、10月と11月は怒涛の忙しさでしたが今月になって少し落ち着きました。
今はしたことのない仕事をしていて、ちっともはかどらない。 |