働くこととは

 7月までは怒涛の忙しさでしたが、8月に入り落ちつきました。毎年の事ですが1月と9月は比較的時間ができます。というのも工事現場としてはお盆とお正月前に基礎を打ってしまいたいためだと勝手に分析しています。(基礎のコンクリートを流し込んだらしばらく休ませてコンクリートの強度を引き出す必要があるので。)その時期に間に合うように手続き関係を済ませて、着工したいとみんな思うので、毎度急かされるということなのです。しかしそこは個人事業主、で毎日がフレックタイム!頑張るときには頑張るけど、早く帰ることができる時にはさっさと帰ってしまうことも自由。

世の中の会社も早く実績重視の環境になればいいのにと思う今日この頃です。

 

 とはいえ、営業時間が決まっていて拘束時間があることがさけられない仕事も多いでしょう。営業時間以上の労働はおのずと必要ですし、他の人と分配すればその分人件費がかかり経費が・・・と考える経営者の気持ちもわかります。そして、人件費を抑えてブラック企業と呼ばれてしますのでしょう。設計事務所はたいていブラックです(笑)(私が勤めた設計事務所はそんなことなく、たいてい退社時間に帰れましたよ。一応念のため)

アルバイトや派遣の方々は時給で働くのであって自分の時間を売っているのです。しかし、正社員となると残業が増えて時給に直すと最低賃金以下になったり、責任を請け負うことも多いと思います。こんなことなら派遣の方が楽だし、時給もいいし今よりましなのでは?何のために仕事をしているのかわからないし?と思ってしまいがちですよね。若いうちには。

 

 

 しかしそれは、成長を放棄した考えです。経営者としては成長を期待していない人に対しては時間で作業を買いますが、価値ある人間にはお金を払ってでも成長してもらいたいのです。それが「正社員」です。(そしてそれ以上に時間を費やし成長しなければいけないのが経営者だと私は思います。)

 

 

 なので「正社員」は、ダラダラ時間をやり過ごすのはもったいない。盗めるモノは盗んで成長するのです。盗めるモノもなくなり、自分も成長したと自他ともに認められるようになって、ある程度企業にも貢献をしたという自負があれば、次のステップを考えるべきだとも思います。よく経営者の方が「育ててやった恩も知らないで」と離れていく社員に愚痴ったりしますが、自分が成長せずにいたために次のステップを用意してあげられなかった為ではないかと思ってしまいます。(所員も雇えない若輩者のたわごとです。将来の自分を戒めるために書きました(笑))

 

 成長した暁には、きらりと光るキャッチフレーズを自分に与えることができるでしょう。そうなれば、人生乗り切れるのではないかと思います。そのキャッチフレーズが輝かない時代が訪れたとしても、キャッチフレーズを作り出した自分がいるのです。また、キャッチフレーズを作ればいい。

ということを、若い人に言いたいのです。母としては(笑)

 

なぜこんなことを思ったか。理由は二つありまして、

一つは、昨日「プラダを着た悪魔」を見たせいです。理不尽な扱いを受けながらも上司に認めもらえるまでになった主人公が、私生活と仕事の間で揺れ動くという内容で何度か見てたことはあったのですがamazonの「Fire TV Stick」で無料視聴できたのツイツイ見てしみました。(アン・ハサウェイのファンなのです)

 

そしてもう一つは、「仕事って何だろう?」と息子から夫にラインで届いて、私も働くことについて少し考えたからです。(息子への返信は男同志でと思い夫に任せました。)しかしその発言の理由を聞いて、ずっこけました。「元カノに安月給を馬鹿にされた」とのことだそうです。ズリ-ッッ、とずっこける昭和な母でした。真剣に考えて損した。