場の記憶

何でもします!と公表しておきながら実は一番にやりたいことがあります。

住宅改修やリノベーションです。(ニーズはないのですが)

なぜかと聞かれたら、

そこには人々の歴史が刻まれていてそれを簡単に消し去るのが忍びないからです。

人が息づいていた気配は、新たに作ることができない尊いもののような気がするのです。

先日、情熱大陸に建築家の田根剛さんが出ていて「場の記憶」という言葉を使われていました。

なんだかその言葉が的を得ている気がします。

 

藤本壮さんは「廃墟には勝てない」というようなことをおっしゃっていた気がします。

ほんとにその通りだと思います。

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廃墟です(笑)

そのままの形をとどめるのは難しいことですが、新しい方法や用途で新しい命を芽吹かせることもできたと思われる建物たち。

坂の町の長崎にもたくさんあると思います。工事も大変なのでいずれ取り壊されていくのかもしれません。

でも、ひとつでも多くの建物と一緒に記憶も残すことが情緒のある歴史の街にふさわしい気がします。