見た目

「女性建築家だから、女性の立場で設計できるでしょう。」とよく言われる。
きっと、家事を全くしない男性よりは「女性の立場」に立てるのかもしれない。
けれど、好みや価値観は星の数ほどたくさんあって、
簡単にステレオタイプに語れないのが女性だ。
一筋縄にはいかない。
女性は一か月のホルモン周期で人格が変わるとも聞くし自分でもそう感じたりもする。
女性のことをひとくくりにできるなんて思えないし、
「女性の味方です!」などと軽々しくも言えない。(敵ではないけどね。)
元来、自分を人に決めつけられるのが嫌な性分のせいもあって、
「女性」性を武器にすることに抵抗を感じていた。
けれど最近、死ぬ前に女性であることを楽しもうかな~、
などと遅ればせながら思うようになった。
もう少し早くこの思いが「発動」していたら人生が変わったかもと感じることが最近多い。
見た目が変わると人はこうも対応が変わるのかと感じてしまう。
 

そういえば若い時には、多少はチヤホヤされもした。
若さゆえのことだろうと高を括った、ひねくれた若い娘だった。

きっと表面より中身を見てもらいたい思いが強かったせいだろう。(自身もないくせに)
その後、結婚・出産でふっくらとなり、
とあることで一か月入院して筋力がなくなったせいかドンとふとりだし
飽和状態と思えるまで太りに太った(笑)
そのころ、太ってみて感じたのは人が私に対してとてもフランクに接してくれることだった。
いじられたり馬鹿にされたりするのも面白く思え、そのことで気も楽になって、
見た目度外視で真の人として扱ってもらえている気もした。

それはそれで幸せだった気がする。
でも、さすがに体調がすぐれなくなって数年前からジムに通い、
アルコールもほどほどにして、

ここ数年は体重も出産後のふっくら?くらいにもどった。

 

 

それでも、ショートカットのボサボサ頭で女性を捨てていたのだけど。
昨年から、そんな自分にも飽きてきた(笑)
きっかけは着物を着るために髪でも伸ばそうかと縮毛パーマをかけたことに始まる。
それだけのことで、人の見る目が変わることに気が付いた。
きっと普通は10代20代で気づくだろうことに、不覚にも50代で気づくという(笑)。

 

きっと私たちは見たもので気持ちを動かされてしまうのだろう。
身の回りにたたずむモノたちに気持ちを動かされてしまう。
好きなものに包まれていればテンションも上がる。
見た目だけではない。モノから発する何かがある気もする。
オーラなのか、気配なのか、実際放出される熱なのか、湿度なのか、匂いなのか。
何かしら伝わってくるものがある。知らず知らずに五感で感じ取ってしまうものが。

 

建物の素材は、面積が広い分きっと顕著に感じられる。
キラキラゴージャスもテンションが上がっていい。
けれどできればそれは外出先で楽しみたい。
ゆっくり休むには天然のものに包まれるのがいい。
人間の歴史的にも自然なことだからだろうなと思う。
あくまで、「個人の感想です」が。

 

自分も誰かに影響を与えてしまう存在であるなら、
少しはきれいでいて気分よく過ごしてもらわねば(笑)
まだまだ、手抜きが多いけどもう少し女性に帰れるよう努力しようかな。
女性建築家!って胸を張って言えるまで。(でもやっぱりちょっと面倒かな)

敷地から読みとくべし!

陽気な人、慎重な人、やさしい人、厳格な人。

人にも個性があるように建物を建てようとする土地や周辺環境にも個性があります。そこに根付いた歴史的な価値があるかもしれません。機械的・物理的に地盤が特有だったりするかもしれません。日中日陰ができてしまうけれど風光明媚な場所なのかもしれません。

何がよくて何が悪いのか。一長一短で判断も人それぞれ。もうそれは「気が合う」とか「惚れてまうやろ」とかの判断になるのかもしれません。山の緑を心地よく思う人もいれば、忌み嫌う人がいたり、町中の喧騒や下町の人情を懐かしく感じる人もいればうとましく感じる人も。 朝日が好きな人もいれば、夕日が好きな人がいたりして。

個人的な好きな場所を押し付けるわけにもいかないですし。

 

 

たまに、間取りを見せられて「これ、どう思います?」と聞かれることがあります。しかし、平面図だけの情報では、「何もわからない」というのが正直なところです。わかるのは構造的なことくらいでしょうか。実際、その場所に行って周辺状況から、どんな生活ができるのか?とか、道路はどっちにあって、車や人通りはどうなのか?とか風はどっちから吹いてきて日差しはどのあたりにどう落ちるのか?一番気持ちのいい場所はどこなのか?じゃ、そこで何をして過ごすのか?など、敷地を見ないと判断できないのです。実際、間取りはよくできていても、お隣さんのお風呂の窓がリビングに面していた、とかなるとお互い気まずいですよね。(のっぴきならない仲ならそれもまたいいのかもしれませんが。)

 

それに、法規的なところも、敷地と関係が深いので、合法なのか判断つきにくい部分が多くあります。

 

なので、やはり計画をするにあたっては敷地をベースに建物を考えるのがベストなのです。

 

設計するにあたって、設計士は、イヤ私だけかもしれませんが「癖が強い!」敷地が好物です。挑みがいがあるってもんです!

造成された敷地は、比較的簡単に設計できてしまいます。建物を建てることを想定して造成していますし当然、法的なこともクリアできています。でも、ちょっと物足りない(笑)
きっとその土地の「癖」がなくなっているからなのかもしれません。当然、歴史的なことも踏みにじってしまっている気もしてしまい、なんだか少しもったいないなー、なんて思ってしますのです。

 

「癖の強い」敷地は値段も安いものです。

その分、手続きが二重三重にかかってしまったとしてもその土地の良さを見つけ出し最大限引き出してあげないと!、などと思っているのです。

人間だって、短所ばかり見て否定するよりいいところを見つけて引き出すほうが魅力を発揮できるものだと、私は信じています。うん。
最近、多くの人が均一化されていて、何か起こると一変にヒステリックになっている気がしています。

「癖が強い」他者を受け入れる度量が人にも建物にもあっていいと。

いや、そうあるほうが世の中面白いと、そんなことをお伝えして締めくくりたいと思います。(おちが見つからなかった(笑))

豊かさとは1

設計事務所に設計を依頼する利点は・・、と考える。

暮らし方から一緒に考え、豊かな空間を実現できること。かな、と

じゃ、豊かな空間とはどんな空間か?をと考えていて、

それは、やはり個人個人で違うのでしょう。

じゃ、豊かさを感じる瞬間は?

きっとそれも人それぞれなのではないでしょうか。

たとえば

私が感じる豊かな瞬間は、

おいしいものを食べているとき、家族や仲間と笑顔で過ごす時間、

緑の香りのするそよ風を感じる瞬間、など

そんなことを想像するだけで幸せになるものです。

 

 

 

お正月は親族の集まりが度々あり、久々ではありましたが

我が家の囲炉裏を使いました。

これも、また、豊さを感じた瞬間でした。

焼きおにぎりの写真を撮るの忘れてた!

 

木の良さについて 再確認(森林編)

 前回から一か月が経過してしまいました。週に一回は更新するのが自己目標なのですが、「先送り体質の改善」が先決のようです(笑)

今回は森林の効用について書き出します。(よく手入れされた森林ですね)

 

 ◆二酸化炭素を吸収し酸素を作り出します。

二酸化炭素の吸収量は年間9,700万トン。(正直トンだとピンときませんが)

1本の木が一日当たり、約30リットルの酸素を作ります。(意外と少ないですね)人一人当たり1日に480リットル必要なので、一人に16本の木が必要です。

 

◆水を保水し、きれいな水を作り出します。

森林の保水力は琵琶湖の1.6倍あると言われていますが

土の質や厚さにより変わるようです。大雨時のピーク流量を2/3カットし水害を抑えてくれます。(土砂崩れに関しては、地層のすべり面が浅い場合に森林は有効になります。)

 

(水神様でしょうか?災害防止の意味もある町内の治山作業の風景です)

 

◆生物の多様性、貴重な生物の生息環境を守る。

約200種の鳥類、約2万種の昆虫ををはじめとする野生の動物・植物の貴重な生息・育成の場となっています。

そして、

◆木質資源を持続的に供給しています。

◆森林浴、で気持ちよくなることも入れておきます(笑)

しかし現在、山林の個人所有者にとっては山は負債扱いです。外国からの安い材が輸入されるため、管理にお金がかかる割に木が売れないからです。そのため、管理されずに放置されている山林もみういけられ、山林は荒れてきます。動物も住みにくくなり野生動物は里に下りてきます。

 

(写真は町内の山です。それほど荒れていません。荒れた山林は人も踏み入れなく真っ暗です)

戦後の住宅不足に伴い、盛大に植林が進んだことも要因しているのかもしれません。

今、日本の木材は伐採時期を迎えています。(長崎は少し遅れ気味のようでもありますが)そこで国も木材の使用を後押ししており、弱点を補うような試みもあります。

例えば、木材では難しかった柱なしの大空間やビルを作られるように、トラス工法やCLT工法を普及させようとしています。

公共施設は木造に移行するように推し進めています。

(CLT工法の公共施設です。普及することによりCLT材も安価になり住宅にも使えるようになるでしょう。そうなってほしいものです。)

外国の安い材を使うことはシロアリ被害に遭いやすいと言われています。何より、その地域の厳しい自然環境に耐え忍んだ材が適しているのは明確です。また、地場の材を使用することで輸送にかかるエネルギーも削減できます。
 

(町の中に小さな里山を作り、木の素晴らしさを伝える試みを行っているミズタホームのやまぼうしの樹。建物と樹木の関係がとてもいいです。子供たちへの「木育」も大切ですね)

山の植林は、ご先祖様が私たちのことを思い残してくれた財産です。その山がこのような扱いになるのも、経済を優先する風潮から来るからなのかもしれません。

私たちも、子供たちに豊かな自然を残していける先輩でありたいです。

いとしのダメ人間

事情がありしばらく故郷に帰っていました。

 

しばらくぶりに会う親戚たちと昔話に花が咲き、忘れていた記憶もよみがえり、または逆に思い違いも多かったりで、懐かしかったり新鮮だったりと楽しいひと時でした。

 

驚いたのが、周りからのイメージと自分にギャップがあること。本人を前にして悪口も言えないでしょうが相して言えば「クール」で「芯が強い」というイメージを持ってもらっえているようです。自分では思ってもみないことだったので、そんな自分も悪くないなと思った次第でした(笑)

 

自分では何かとダメダメな人間です(ここで書くと嫌われそうなのでやめますが)。またそんなダメな人間が好きでもあるのです。アンパンマンよりバイキンマンが好きだし、完璧な人間(のような人)と一緒にいると居心地が悪いのです。どこか隙があって憎めない人の方が気になってしまうたちなのです。そして、私もどちらかというとそっち側の人間だと自負しております。(いやいや、自負してはいけませんね)

 

お酒に酔って「ふぇ~~」と泣いてる娘を自分と重ね合わせて愛おしく思う。夫も「母娘そっくり」というから確かなのでしょう。そんな私が、周りからクールで芯が強いと思われている(笑)

それじゃ、しばらくクールでいようかな。面白いので(笑)

プロフィール

遅ればせながら、プロフィールを。

~~~~~~~~~

北海道の内陸、愛別町出身です。実は愛野町と姉妹都市(?都市ではないが)

旭川西高等学校理数科を卒業後、市内の会社に就職するも思うところがあり看護師を目指し、姉が住む札幌へ移り住みます。

その後、病院で勤務しながら看護学校へ通いますが、卒業まであと半年というときに現在の夫と結婚。退学・退職を余儀なくされ長崎へ移り住みます。(若気の至りともいう「愛」です。)

その直前に病院の同僚(遊び友達の先輩?)と遊び半分行った、住宅展示場が楽しかったことを機に住宅設計の道に目覚めました。

長崎に移り住み、家事・育児に追われながらも、H14年、独学でインテリアコーディネーターの資格を取得。(他にも福祉住環境コーディネーター2級とカラーコディネーター2級を取得)

資格を足がかりに、工務店・設計事務所へ勤務することが出来ました。何も知らない私のような、なめた考えの主婦を雇ってくださったことに感謝するばかりです。

H18年、設計事務所を退職。退職後も元事務所のお手伝いなどしているうちに取引業者が増えていきます。
そして、H27年12月 個人の建築設計事務所(ぐるり設計室)を設立。現在に至ります。

~~~~~~~~~

今月は気付きが多い、なかなかに濃い月です。(今月というか、今年に入ってなのかもしれません。)
精神的にも、肉体的にも、経済的にもです。

落ち込むことも多いのですが、落ち込んでいる時間がもったいないということにも気づかせてもらっています。人間、いつまでたっても、発展途上ですね。

そのなかでも、
経営について振り返る機会がありまして、今までは指導してもらうことも無かったのですが、ただの好奇心をきっかけに、辛口のコメントをいただきました。何の特にもならない予感はありますが、客観的な意見が無料でもらえただけでもラッキーです。

最初にいただいたアドバイスが「あなたのことが分からない。分かるように説明してほしい」ということでした。そっかー!FBでは長々とプロフィールを赤裸々に乗せた事があったのです。それで満足していたのですが、ブログには乗せていないことに、はたと気づきました。

そして、あわてて投稿しているしだいです。こっそりとですが。

肉体的な気付きですが、私は筋力の衰えより体が硬いことが悪いらしく、先週から足首ストレッチしています。わずか一週間でバランスが良くなりました。

結論を言うと、他人からの厳しい意見はありがたい!と言うことでした。

それでは、また。

家の記憶

 

 生まれてすぐの家は山の中と言ってもいいくらいのところだった。目の前には車が置けるくらいのスペースがあり、その先は小さい畑、その先には小川が流れていてその向こうは傾斜になった大きな畑。その畑には野菜や小豆などが栽培してあった。畑の上の方には田んぼがあってその奥はもう山だった。家の周りで一人で遊ぶのだけれど、山の付近はさすがに怖かった。

 

車庫は、父親が手作りしていた。車庫の奥には大きなサクランボの樹やすももの樹があって初夏に収穫していた。暖かい日は車庫の上に布団を広げて干した。

 

冬になると、普段はあまり出会うこともない動物たちの気配を身近に感じた。雪にたくさんの足跡を残していくからだ。父は銃を持っていて、ウサギやカモ、などを捕まえてきてさばいたりしていた。(父は普通の公務員でしたが)

 

家の周囲にはコンクリートなんて少しもなかった気がする。道路も砂利敷きだった。車もめったに通らないから、車が通ったらすかさず道路に走って行って排気ガスを思い切り吸い込んで喜んでいた記憶がある(笑)

 

山の家は窓も木製で、くるくる回して閉めるカギ付。少しすき間があるので、吹雪の日は隅に雪が入り込んでたまっていた。お風呂も木製で、湯を張りっぱなしにすると凍っていた。玄関は広かったので体じゅう雪だらけで帰ると、母が玄関でゆき落とし。ほうきでたたかれるのだが、これが冷えた素手に当たると痛かったことを思い出す。

 

 

 その後は、国道沿いの広いけど古い家に引っ越した。この家が築100年近くたつ家だった。日の全く入らない部屋が真ん中にあった。トイレやお風呂も暗かったし寒かった。冬の朝には玄関の靴が土間に凍り付いてはがれなくなった。なので、前の日にきちんと薪ストーブの前で温めなければいけない。でもよく忘れた。自業自得だった。お化け屋敷のような古い家だったけど真っ暗な部屋はいい遊び場だった。かくれんぼでは絶好の隠れ場所だったからだ。

 

 あんまりの古さだったからか、その後両親が奮起して建て直し新築住宅で暮らすことができた。小学生の中頃だった。その後、何度か引っ越した。九州越してきたときには運よく新築の官舎に入居することができ、その後現在の住まいを新築して現在にいたる。

 

 新築の家でもいろいろな思い出はある。でも心からなつかしいなぁ~と思えるのは、不便だったった古い家のものばかり。もうその空間がないからなのかもしれないが、「不便さ」の中には何物にも代えがたい「思い」があるものだ、と考えている。

 

 この年になると完了検査がつらい時がある。気密性がアップしたせいかもしれない。ホルムアルデヒドやVOCなどは規制されていても工業製品の建材ばかりの家で窓を閉め切っていたりすると、少しだけど息苦しく感じる。子供のころに排気ガスを吸いすぎたせいかもしれない(笑)

 

きっと、誰にも子供のころの家の記憶があると思う。今の子供たちにとっても、きっと大切な記憶になっていくことでしょう。

 

 

 

おすすめの本2

 Audibleというなんとも便利なアプリと出会ってしまいました。最近、本を読む時間もないのですが、このAudibleは本を朗読してくれるというものなのです。家事や犬の散歩のときなど、頭を使わない作業の時に聞けるのがとても便利。はまっています。月額料金が課金されるのですがAmazonPrime会員なら3か月無料と聞いて3か月の間にたっぷり使おうと、浴びるように聞いています。普段なら手に取ることもない本も手軽に楽しめるので、新しい本との出会いがありましたので、ご紹介しますね。

 

 

【部屋を活かせば人生が変わる】

部屋を考える会 著

 

これは、ただの断捨離本と違って、掃除しやすい部屋について述べています。

早速、年末に模様替えしてしましました(笑)

 

【世界一受けたいお金の授業】

和仁 達也 著

 

題のごとくお金のお話です。

簡単にわかりやすい。図が見たくて、kindleでも購入してしまいした。

 

【引寄せの法則】

ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン

 

よく、本屋さんで見かけましたが手に取ることはなかった。

読んで損はないかな~、と思います。

 

 

 次は本ではないのですが

【西田文郎の特別講演】がAudibleで聞くことができます。

面白いです。本より喋りの方がお上手です(笑)

 

 

【6時に帰るチーム術】

小室 淑恵 著

ワークライフバランスが注目されています。時間だけが仕事の質につながる時代ではないことに改めて気づかされます。多くの人に読んでもらいたいです。

 

 

【営業の魔法】

中村 信二 著

営業さんのトークを聞いて自分も身に着けなきゃと思っていつも営業の方を観察していましたが、なるほど、多くの人がこの方法を使っていたのですね~。と納得しました。

 

 

 読むのとは違い、上の空だとさーっと過ぎてしまい記憶に残らないので、「これはいい」と思ったものは何度か聞きなおします。速さもコントロールでき、栞も残せます。是非みなさん、このAudibleを経験してみてください。(回し者ではないですよ)

 

おすすめ本

 事務所をはじめてアッ!というまに一年たちました .何とか続けられてきたのも支援していただける皆様のおかけだと感謝しております。

改めて事務所を始めると決めたときに使っていた手帳を見返してみました。自分で書いておきながら忘れていることばかりです(笑)これまでビジネス本は「どうせ読んでも実行しないし無駄なもの」と思い避けてきました。が、事務所開設にあたり、ここ一年はたくさん読みました。

今回は初心に帰り参考になった本を紹介したいと思います。

はじめに参考になった本です。

起業しようか迷っているころでしょうか。

[岡島 悦子]の抜擢される人の人脈力―早回しで成長する人のセオリー

今まであまり気にもとめていなかった人脈についてです。人の影に隠れてらく~に生きるのが心地良くてにげてきました。

が、起業するとなると目立ってなんぼです。今ではもっと早くから自己アピールすべきだったと反省しています。

これは、最近Audible版で聞いてKindle版で購入しました。

もっと早く読んでおくべきでした。

そして最もおすすめなのが「七つの習慣」

これは人生のバイブルにしようと思っています。

英語訳で読みにくいのですが、内容はとてもいいです。20年前からベストセラーで漫画にもなっているようですが、原本がほんとに言いたいことが詰まっている気がします。この本のいいところはビジネスだけではないところです。

場の記憶

何でもします!と公表しておきながら実は一番にやりたいことがあります。

住宅改修やリノベーションです。(ニーズはないのですが)

なぜかと聞かれたら、

そこには人々の歴史が刻まれていてそれを簡単に消し去るのが忍びないからです。

人が息づいていた気配は、新たに作ることができない尊いもののような気がするのです。

先日、情熱大陸に建築家の田根剛さんが出ていて「場の記憶」という言葉を使われていました。

なんだかその言葉が的を得ている気がします。

 

藤本壮さんは「廃墟には勝てない」というようなことをおっしゃっていた気がします。

ほんとにその通りだと思います。

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廃墟です(笑)

そのままの形をとどめるのは難しいことですが、新しい方法や用途で新しい命を芽吹かせることもできたと思われる建物たち。

坂の町の長崎にもたくさんあると思います。工事も大変なのでいずれ取り壊されていくのかもしれません。

でも、ひとつでも多くの建物と一緒に記憶も残すことが情緒のある歴史の街にふさわしい気がします。