調査報告書
ブログ, 仕事のこと, 住宅医, 既存住宅調査・耐震補強, 木の家
2016.08.11 (木)
最近、フェイスブックには仕事の話を載せていないので、遊んでばかりと思われているかもしれませんね(笑)。最近は協力事務所さんのお手伝いが多く、載せることができずにいました。低金利の影響でしょうか、みなさんお忙しいようで何よりです。
ローン組むなら今!(笑)なのかもしれません。(断言できません、お金がジャブジャブっていうのも不安ですし) 以上余談でした。
さて、 ようやく先月調査を行った熊本のお家の報告書を仕上げました。(住宅医協会の様式です) まるまる1ヶ月かけてしまいました。 協会の講習会でも作成に1ヶ月かかかるとは伺っていました。 それでも先月は結構時間があいていたのでもっと早く仕上げるつもりでいたのに、やっぱり1ヶ月かかってしまいました。 お待たせしてしまい申し訳なく思います。 |
本当は製本してお渡ししたかったのですが、時間と予算の関係でファイル綴じにさせていただきました。
事務所のインクジェットプリンター両面印刷、100ページ超です。 中身はといいますと、
|
こんな感じです。 ・現況の調査報告、 ・劣化にたいして対策ができているか、 ・現況の耐震性能(計算書別添) ・温熱・省エネルギー(計算書別添) ・維持管理対策はできているか ・バリアフリー対策はできているか ・火災時の安全対策はできているか と盛りだくさんの内容です。 きっと、中身に目を通すだけでも大変だと思います。なので、最初の方に総評でイメージをつかめるようにグラフを用いる工夫がされています。
中身を読むと一般の方でも建物に対しての知識が深まること間違いなしです。プロと同じ目線でお話ができるようになるというメリットもあるかもしれません。その分、業界の人間はごまかしがきかなくなります。(だれもごまかさないと思いますが)
法律などは常に変化して、どんどん基準が高くなってきているため、建ててから年月を経た家はどうしても今の基準に合わない状態になってしまっています。 が、決して欠陥住宅ではないことだけは理解していただきたいです。現に、大きい地震に合われたこのお宅も、傷はつきましたが構造体に大きな損傷は見受けられませんでした。日本の住宅はなかなかのものです。 更にこれからは家のメンテナンスに力を入れて、中古住宅が価値のあるものになっていく社会が必要なのです。(という国の方針です)海外だと、DIYで中古物件に適切に手を入れて高くして売ることも可能なようです。日本も「壊して作る」から卒業して、古いものにも価値を与えて流通させるほうにシフトしていくことでしょう。 気候風土は違いますが、不可能ではないと思っています。
インクジェットプリンターだと、なかなか鮮明に見えないので、データをDVDに焼いて同封させていただきました。 先日の工場見学で感動したので(昭和堂さんありがとうございました)次回からは製本はプロにお任せしようと!と心に決めた次第です(笑)。
|