長い人生、持っているものも変わるし生活スタイルだって変化します。それに設計の方が面白く、こまかいところにとらわれて大枠がそれによって崩れるのが嫌だという思いも正直ありました。

が去年、邦久庵さんを訪れて考えが変わりました。

重心が低く落ち着きます。奥様の身長に合わせて低くなっているということでしたが、全体的にバランスもとれていて、勾配天井、その先の間接透明もいい感じです。

そして、とても細かい点にまで心配りが感じられました。奥様のことを思って設計されていて、愛を感じました。見習いたい点多数、勉強になりました。

来客が多いお家でも作業性の高い、使いやすいキッチンなのがよくわかります。

収納にも心配りが満載です。多くの人たちの動線も考慮されている収納でした。

収納もたくさんあれば大丈夫、なんでもウォークインクローゼットにしまえたら楽ですよね～。と思っていましたが限られたスペースで物に居場所を与えるのも設計士の腕なのかもしれません。何がどこにあるのかわからなくなうこともなくなります。きっと。

今の若い方に人気のあるデザインだと思います。私も好きです。我が家もこんな感じです。15年前に作って、今はもう散らかってしまってますが。

私が一番気に入ったのは正面のタイルでした。近寄った写真がないのが残念。

母屋のキッチンもいいな～と思ったのですが、写真に撮り忘れていました。自分の「食いしん坊」を後悔しています(笑)

のですが、こういう味のあるキッチンが最近は「いいな～」と感じています。