住宅医協会 既存ドックについて
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2017.11.20 (月)
突然ですが、住宅医協会のスクールを修了し住宅医協会に所属してます。
「住宅医」という言葉に耳なじみがないと思います。
以下協会のホームページより~~~
中古住宅の流通の活性化やリノベーションが一般に認知されるようになりましたが、それに伴う見かけだけの改築・リフォームが溢れることに危惧を抱き、
かかりつけの医者のように、患者(=既存住宅及びその施主)の状態をきちんと把握して対処できる人材の育成とその活動の後押しが、適切な既存住宅の改修に必要である
~~~~~~~
ということです。
目的は
以下協会のホームページより~~~
1.一般社団法人住宅医協会の目的
既存住宅の調査診断、改修、維持管理に関する技術開発と人材育成に関する活動を行い、住宅医の普及をもって持続可能な社会の構築に寄与すること
~~~~~~~~~
見かけだけのリフォームではなく、人も家も長生きできるように働きかけます。
具体的な流れとして、
1、まずはご自身で建物の点検を
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/kodate/wooden_wagaya.html
コピーして配布は許されていないのでリンクを貼りました。
2、心配になった方は専門家に簡易の調査を依頼します。(有料、補助金あり)が、ここでどこに調査を依頼したらいいかがわからないのが実態です。
上記防災協会に「診断ができる事務所の一覧」が出ています。(なぜか私は出ていません)
3、それでもどうしたらいいのか、どこまで直すか迷われた時には詳細調査を行います。
ここからが人間ドックならぬ「既存ドック」と住宅医協会で称している詳細調査です。
これには費用が掛かります。
しかし詳細調査をすることで、現状を把握でき工事の方向性(寒いのを直したい・耐震を直したいなど)も明確にでき、トラブルも少なくなります。余計なところまで直さなくてよくなる分、工事費用が抑えられることもあります。また、工事中に金額が増えていく心配も抑えられます。
そして、なにより、後世に受け継ぐときの為に住宅のカルテができます。
詳細調査の費用は、30万が相場ですが、広さや状態、図面が残っているかなどの諸条件で金額は変わりますので、調査費用の見積もりを出してもらいます。
というのが、こちら側の考える良好な進行です(笑)
こうすることで、壊してみたら腐っていた!、とか、あるべき柱や基礎がない!など、
「あけてびっくり」が減ります。
長崎県内では「住宅医」の認知度が低いのが実態です。
お隣熊本県では多くの住宅医が誕生しています。
長崎県内でも関心が低いわけではないと感じています。
多くの方に知ってもらいたい。そのためにも私が頑張らないとですね。