木の良さについて 再確認
復習もかねて、木材の良さと森林についてまとめてみます。
◆感覚的に気持ちがいい!
絶対的にこれに尽きると思います。
では、なぜ気持ちがいいのでしょう。
・リラックスできる。
フィトンチッドの香りにリラックス効果があるとされています。これにより血圧は下がり、よく眠れるようになります。
・調湿効果がある。
内装仕上げに木材を使った部屋は、乾燥した冬でも湿度が30%以下になりません。また、結露の発生も減らし防カビ性にも優れています。
・消臭、殺菌効果がある。
ヒノキやヒバには殺菌効果があります。畳の下にこれらの材を使うと、ダニの活動も抑えられたという報告もあります。
木は呼吸するので、空気をきれいにします。シックハウス症候群を抑えます。
・音質が良くなる
木の硬さにもよりますが、鉄筋コンクリート造や硬い建材で仕上げた室内より、音の反響を軽減します。
とここまでは室内の半分を木材仕上に改修して「気持ちよく」なるお話でした。
次に建物自体の話です。
◆断熱効果がある
木は空気を含むため熱伝導率が比較的低いため、ある程度の断熱効果も期待できます。手触りも優しいですよね。
◆事故が減る
木は他の建材よりも柔らかいため、あるいは滑りにくいため、福祉施設や病院などで事故が減ったとの報告があります。
◆耐火性能がある
実はある程度の厚み、太さがあると芯の方までは燃えず残ります。木が燃えるためには空気が必要で、中の方まで空気がいきわたらないためです。逆に、鉄は熱を与えると弱くなってしまいます。鉄骨造でも表面に厚みのある木材で保護することもあるほどです。
◆加工しやすい
加工がしやすく、自由度が高いです。
柔らかい分傷が付いたり、汚れたりしますが、それも家の歴史と思えたらいいなぁ~と思います。
傷がついてすぐであれば、お湯である程度修復できますし、無垢材であれば研磨することも出来ます。。(複合フローリングでは無理ですが)
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マウスの生存率を実験したところ、
鉄筋コンクリート 5%
鉄骨造 50%
木造 90%
という結果報告があります。
詳しい内容は載っていないのですが、上記のことからも健康にいいということは言えますね。
森林についてもまとめようと思いましたが次回にします。
木材は切られてか100年間は徐々に強くなるそうです。
大切にされる木造住宅を作っていきたいですね。