お金の話
2022.02.02 (水)
友人に、何が知りたいか聞きました(またも!) |
住宅購入までの流れを知りたいとのこと。 それは、以前のブログで書いたので(「住環境を変えたいと思ったら」) 今回は、それと並行して考えるべき「お金の話」をと思います。 |
余談ですが、以前、住宅ローンアドバイザーの資格を取得したのですが、流してしまい今は無資格です。 それから年月もたち時代も変わりすっかり忘れてしまっていることも多々あります。 しかし、住宅を買う前に知っておいた方がいいと思うことを少しだけ書きます。 |
今回、参考にしたサイトです。 価格.com の住宅ローン基礎知識 現在の状況を調べてみました。 |
住宅購入を心に決めたら、人生を通しての資金計画を念頭に、まずローンの種類と借入額を検討します。 頭金をいくらにして、金利タイプはどうするか、返済方法は?期間は?など、 決断すること多数ですね(笑)。 |
まずは頭金について
頭金として貯蓄をどれくらい使うかを考えます。 当然ですが、頭金をつかって借入額を減らすと総返済額は大きく減ります。元金が減ればそれにかかる利息も減るからです。 又は株式などで運用するなど、それは自由です。ただし運用にはリスクをともないます。 |
資金計画について 今後の自分たちの生活の変化も予想します。 もし、お子さまがいらっしゃるのであれば、教育資金をきちんと考慮しなければなりません。 高校から大学までは、出費のピークを迎えます。 ピークがまだ先なのであれば、中学生までの間に元金を減らせる元金均等払いにする。 または、貯蓄を行えるように支払額に変化のない期間を決める、固定金利期間選択型を選択。(期間満了時に返済額がUPしていても対応できることが必要です。)または、繰り上げ返済も念頭に置いておく。など、いろいろな考え方があります。 全期固定金利型を選択すると、総返済額は変動金利に比べて高くなりますが、ずっと一定の返済額なので安心です。 低金利の今は固定金利の方がいいのでは?と、個人的には思うのですが全国の平均では変動金利での借り入れが多いようです。 商品にもよるようですが、変動金利で借りる場合5年縛り(契約変更できない期間)、1.25倍縛り(金利が急上昇しても支払額は1.25倍以上に上げない)があり、もし金利が急上昇した場合元金が全然減らず逆に未払い利息が発生し元金が増えるという可能性もあります。なので、そもそも変動金利の商品は「返済額がUPしても平気だよ」という余裕のある人向けの商品なのです。しかし「お得感」からか、余裕がなくてもこちらを選択する方が多いと感じています。少しヒリヒリ、ドキドキ感じます(笑) 金利が上がっても対応できるよう、金利の安いころから金利が上がった「つもり」貯蓄をしておくのも手だと思います。そうすることで生活状況も変えずに対応できるはずです。 もしも支払いが難しい時には、借り換えを考えることもできます。その場合、再度、審査や手数料などの諸費用がかかります。総合的にみる目が大切になります。 リスク分散の為に、金利タイプの違うローンをミックスして借りる方法もあるようです。また、夫婦で融資を受けるなどの方法もあります。複雑になる場合はリスクやメリット、デメリットをよーく確かめ、銀行の担当者に、あるいはファイナンシャルプランナーさんに相談するのもいいでしょう。 |
金利が安い!と金利ばかりに目を奪われがちですが、手数料などの諸費用にも目を向けましょう。 保障料や火災保険料などは、先に一括で払うか、ローンに組み込むかで月々の支払額も変わってきます。 他にも団信や火災保険・地震保険などの取り扱いについてもチェックが必要です。 税金対策で、ローンに組み込んだ方がお得!という考え方もあるようです。/
返済期間も決めていきます。 返済期間が短いと利息も減るので総返済額は減ります。 しかし、実生活にそぐわない計画だと日常の暮らしが苦しくなり、もしもの収入の変化や突然の大きな出費にも対応できなくなります。人は、明るい未来を思い描きがちだとも聞きますが、冷静に厳しい目で見た、余裕を持った計画を立てることが大切です。 |
税金控除も今後どのように変化するのかわかりません。(現在も審議中のようです) 低金利、税金の控除、補助金がいろいろある、今は建て時なのかもしれません。 でも、どうか冷静に考えてください、すべて国の誘導です。(言いすぎかな) 経済を循環させようという国の思わくは否めません。 損得だけで先走らないでください。 アメリカはすでに金利を上げました。きっと日本は税金を上げてくるでしょう。 / |
マネーリテラシーを、との声をよく聞きます。 計画中の建物が、投資目的なのか、自分の心の豊かさのための物なのかでも考え方は変わってきます。 投資目的であれば、性能を高くすることで補助金、助成金、税金控除もあります。また売却時の価値も下がりにくくなります。しかし、基本的に売却目的や賃貸目的があからさまだと銀行は低金利で融資をしてくれなくなります。 低金利での融資は自己所有が前提です。国も自己所有の家の購入にかかる利息を軽くするため税金を控除しましょうね、となっていますので、儲けようと!とギラギラ感は禁物です(笑) |
資本主義についての論争も激しくなっています。 2014にトマピケティさんが書いた本「21世紀の資本」がベストセラーになったのも記憶に新しく。(読んでいませんが)いろんな方が要約、解説してくれていて「r>g」→ 「資本が産むお金の伸び率 > 労働者が産むお金の伸び率」 ってことらしいですね。 まじめに働いてもお金持ちになれず、お金持ちは働かずして資産が増えるという今の資本主義社会はいかがなものか? そのことがおおやけに知れ渡った今、投資に走る人も増えています。 増えすぎていて逆に危うく感じています。 マネーゲームはサブプライムローンで懲り懲りだったはずなのに・・・。 経済は成長し続ける。持続可能な世界といわれていますが、今後人口も増えない(地球の為に増えてはいけない)のだし成長は難しいのかもと感じています。 |
資本主義のダメな点については、終戦のころにはすでに問題視されていたようです。 マルクス主義が代表です。(詳しくないですが) ポスト資本主義の考えもちらほら聞かれます。 時代の渦中にいると今がどういうことになっていて、これからどうなるか全くわかりません。 しかし、今、時代が変わる気配は感じます。 もしかすると、教育にもお金がかからない日本に変化することも考えられますし、格差を減らすための資本の再分配が行われるようになるのかもしれません。 |
いつの時代もそうですが、変化に対応できるよう、身の回りや心と体は身軽にいたいものです。(体を軽くするのは、なかなか難しいのですが) |